出張訪問演奏について
富山県神社庁雅楽部は学校や福祉施設への出張訪問演奏を奉仕活動として致しております。各種団体のご要望に合わせてプログラムを組みますので先ずは電話にてご相談ください。
・雅楽の演奏は勿論ですが、雅楽の歴史、楽器説明や楽曲の説明、環境と時間によって実際に体験演奏をしていただける場合もあります。
・ 随時受け付けておりますので下記事務局まで電話にてご相談願います。
・ 当雅楽部は現職の神職で構成されています関係上、日時的に当方の都合を優先させて戴きますのであらかじめご了解ください。神社の忙しい時期(年末年始)や日時(大安吉日や日曜日)はお受けできない場合がございますのであらかじめご相談ください。
連絡先:(事務局)
〒932-0252 南砺市高瀬291 髙瀬神社内 岩田智典 電話0763-82-0932
出張演奏会の演目一例(中学校学校訪問など)
1 平調音取(ひょうじょうのねとり)
2 越殿楽(えてんらく)
3 陪 臚(ばいろ)
4 君が代
5 ふるさと
※解説を入れて45分~50分程度
学校訪問 曲目紹介・解説
平調音取(ひょうじょうのねとり)
音取(ねとり)は、楽器の音程を整えるための短い前奏曲です。演奏は各楽器の音頭(おんど)(主奏者)によって奏されます。
越殿楽(えてんらく)
神社の祭典、神前結婚式などでよく演奏される曲で、雅楽の中でもっとも有名な曲です。民謡の「黒田節」はこの曲を原型として作られたと言われています。
陪 臚(ばいろ)
聖徳太子が物部守屋(もののべのもりや)の軍に勝利したときに、出陣の際にこの曲を奏したという言い伝えが残されています。八幡太郎義家は出陣のたびに演奏し、七回繰り返したときに「舎毛音(しゃもうのこえ)」があれば戦いに勝つ、という縁起をかつぐ曲であったという記述が残っています。
君が代
万葉集などに歌われた和歌をもとに、宮内庁の雅楽師である林 広守が作曲し、ドイツ人フランツ・エッケルトが編曲しました。明治13年、初めて明治天皇の御前にて演奏されました。雅楽師が作曲したので雅楽的な旋律であることに気づいていただけるでしょう。
ふるさと
岡野貞一が文部省唱歌として作曲しました。作詞は高野辰之で、この二人による曲は「春の小川」「春が来た」「もみじ」など数多くあります。この曲は我が国のふるさとを素直に歌にした名曲といえましょう。
うさぎ追いし かのやま こぶな釣りし かの川
夢は今も めぐりて 忘れがたき ふるさと
いかにいます ちちはは つつがなしや 友がき
雨に風に つけても 思いいずる ふるさと
こころざしを はたして いつの日にか 帰らん
山はあおき ふるさと 水はきよき ふるさと